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子供がいない夫婦の場合。例えば夫が、自分が死亡した場合に、誰に遺産を相続させたいと思うか?多くの場合、妻に全部を相続させたいと思うのではないでしょうか?しかし、夫が遺言を書いていない場合は、妻が遺産の全てを相続することはできません。民法の「法定相続分」という規定に従わなければなりません。
「法定相続分」は被相続人が死亡し、相続が開始した場合に、遺言によって相続分が指定されていない場合に、適用されるものです。以下に3つのケースを示します。

ケース1:子と配偶者がいる場合
子が2分の1、配偶者が2...
続きを読む≫ 2014/09/17 12:01:44 メイン
相続が開始して、相続放棄(遺産はいりません、受け取りませんということ)も限定承認(プラスの遺産だけ相続する)もしないで3ヶ月が過ぎると、単純承認したことになり、被相続人が死亡時に有していた一切の権利・義務を、相続人が相続分に応じて共同相続することになります。
この遺産の共有状態を解消して、個々の財産を各相続人に分配し取得させる手続きを遺産分割といいます。財産には、持ち家などの不動産、現金、株、などさまざまなものがあります。これらを、相続人どうしが納得する形で、これはあなたに、これはあなたに、と分...
続きを読む≫ 2014/09/17 12:02:09 メイン
やはり遺言を残しておくことは大切です。しかし、遺言があれば100%安心というわけではありません。
「遺留分」というものがあります。法定相続人は、遺言の内容に不満を感じた場合、「遺留分」として一定の割合の相続を請求することが可能です。ちなみに兄弟姉妹には遺留分は認められません。父母には認められています。父母の場合、相続財産の2分の1が遺留分として認められています。つまり、全財産のうち6分の1は父母が相続することになる可能性が高いといえます。
また、遺産分割協議の結果、遺言があっても、「遺言と異なる...
続きを読む≫ 2014/09/17 12:02:29 メイン